今日3月11日は、東日本大震災が起こった日です。1年生の家庭科では、災害食の調理実習に取り組みました。
まず、災害時には、水が使えないこと、食事が炭水化物中心になり、栄養の偏りがみられること、温かい食事が少ないことなどを確認しました。そして、非常食や保存食を使い、これらを解決した食事作りに挑戦しました。
メニューは、キャベツとツナのパスタ、豆乳のコーンスープです。なるべく水を使わないような工夫として、使う鍋は片手鍋一つで、パスタをゆでるときにキャベツも同時にゆでました。包丁も使わずに、キャベツは手でちぎって入れました。また、ビニール袋をかぶせた容器を使用し、パスタを食べ終わった後、袋を捨てるだけで洗わずに済みました。容器は、再利用できるという利点もありました。
災害時に、摂取しにくいタンパク質や野菜もしっかりとれて、しかも温かい食事が短時間でできあがり、生徒は美味しく味わっていました。
栄養教諭もTTとして加わり、非常食として家で保存している食品を見せてくださったり、好き嫌いなく食べることの大切さを話してくださったりして、今日の学びを深めることができました。
1年生はすべてのクラスで、この調理実習を行いました。この学習を機会に、お家でも、災害時の備えや食事等について、ぜひ話し合ってみてはどうでしょうか。